● 移植後長期フォローアップ外来 (同種造血幹細胞移植後フォローアップ)
移植治療後退院された患者様の日常生活や社会復帰を円滑に進め、QOLの維持、向上を目的として長期フォローアップを行っています。退院後も外来で免疫抑制剤の調整を行っており、その過程でGVHD(移植片対宿主病)を発症、再燃することがあります。他にも慢性GVHDを含む様々な合併症や感染症のリスクがあります。そのようなリスクに早期に対応できるように問診や看護師による診察を行っています。退院後の生活や日常の些細な体調の変化など、気になることがあれば気軽に相談してください。
- 対象
移植後の患者様とそのご家族 -
外来予約について
移植後退院して初回の外来日、もしくは退院後1ヶ月以内の外来日と3カ月、6カ月、12カ月(1年)、以降は外来主治医と相談して随時相談予約を取ってください。
※『同種移植』と予約表記されます。移植後6カ月、12カ月など節目の外来日は全身のスクリーニングのため検査項目が多く取られています。検査を終えたあとで外来窓口にお越しください。 -
フォローアップ内容
- 感染予防や日常生活指導
- 皮膚ケアや口腔ケアなどのセルフケア指導
- 慢性GVHDの評価
- 晩期合併症の早期発見と予防のための指導
- 予防接種の相談
- がん検診やスクリーニング検診の相談
- メンタルケア
- 社会復帰支援 等
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担当者
所定の研修を修了した看護師
○ 同種移植後外来の流れ
医療者向けの詳細は、「トランジション」ページをご覧ください。
トランジション何でも相談にのってくれるような「かかりつけのお医者さん」を内科、眼科、歯科でお持ちください。
血液内科は、非常に専門性の高い領域ですので、血液の病気以外で具合が悪くなった時に受診できるような「かかりつけ医」や「かかりつけの病院」と病診連携・病病連携によって治療をスムーズに行うことができます。
患者さんの病状を医師同士で情報共有しておく必要があるので、主治医へお知らせください。